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インコテックの生物学的防除
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1990年代の初期に、インコテックは生物学的種子処理に関する研究計画を開始しました。環境問題についての関心の高まりや、農薬の使用に関する法的規制の強化によって、より環境にやさしい解決法が求められるようになったためです。土壌に混入したり、種子や苗に処理できる生物農薬も次第に増えてきました。最新の技術では、極めて優れた方法として、有効な微生物を直接種子に付着させることもできるようになっています。つまり、薬剤として最も効果的な場所である種子周囲に生物農薬を処理することができるわけです。
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この研究計画の基本原則として、インコテックが生物農薬の製造元ではないということがあげられます。よって、拮抗微生物を生産する特別のノウハウは、製造元である企業に帰属し、両社間で密接な関係を保ち、研究開発が行われております。Trichodermaの系統の製造元であるバイオワークス(BioWorks)社とは極めて密接に協力しており、トウモロコシに対してこの系統を使用する独占契約を結んでいます。
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新しい生物的種子処理の開発
生物農薬で新しい種子処理を開発することは簡単なことではありません。すべての生物農薬が種子処理に適しているとはいえず、種子処理を可能にするためには、胞子を含む素材の粒子が微細である必要があります。さらに、CFU(コロニー形成単位)の値が高いことが要求され、素材に他の微生物が混入することも許されません。また、生物農薬として使う微生物が長期に生存するために、乾燥抵抗性も必要とされます。
新しい生物的種子処理が出来上がるまでに、広範な研究と適切な拮抗微生物の選抜が必要です。最も効果的な種子と生物農薬の組み合わせを見つけ出すため、インコテックでは数多くのテストを行っています
研究開発段階で行われるテストには次のようなものがあります。
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CFU計測
使用予定の材料を標準希釈でプレーティングすることで、簡単にCFUの数を計測することができます。コーティングの前後にこの計測が行われます。このテストを用いて、種子にコートされた生物農薬の生存期間を調べることもできます。
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生物検定
生物農薬を施用した種子を、人為的に作られた病原菌(例えばPythium)汚染土壌に播種します。拮抗菌のコロニーがよく形成された苗の生長は良好ですが、拮抗菌をもたない苗は枯死率が高くなります。この方法で、どの拮抗微生物がどんな土壌病害に対して防除効果があるかを決定することができます。
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根のコロニー形成検定
特定の培地を詰めたポットを用い作物を温室の中で育て、一定期間経過後根だけを切り離し、付着した培土を取り除きます。その後、希釈プレーティング法で根1g当りの胞子数(CFU)を計測します。このCFUの値で拮抗菌の根系上での生長力を知ることができます。この量的測定とは別に、検定プレート上に根の各部を置くことで、拮抗菌の根での分布を調べることもできます。
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コート種子試作
生物農薬は、たとえ乾燥した休止状態にあるときでも、非常に壊れやすい生きた微生物です。コート加工に使用される水分により、胞子は生理的に活性化されます。コート加工後に、胞子を含む種子は再び乾燥され、元の乾燥した休止状態に戻ります。胞子にとって最適の方法でコート加工することによって、胞子の活力を極めて高い水準に保つことができます。
生物農薬処理された種子は、最終的に温室と圃場で試験されます。収量を測定し、この処理が経済的な価値があるかどうかを判定します。
Trichodermaの(スーパー)スイートコーンへの利用は実用化しております。さらに我々は、新しい作物への適用及び新たな拮抗微生物の利用を目指しております。
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Trichoderma(トリコデルマ)について
Trichodermaは初めてEPA登録された生物的殺菌剤の一つです。
Trichodermaは、発芽直後のトウモロコシの根にコロニーを作ります。Trichodermaはトウモロコシの根から溶出する養分を摂取し、共生関係を築きます。
Trichodermaは、生長調節物質を出すことでトウモロコシの根を増加させますその結果、トウモロコシの生長は促進され、旺盛な発育を示します。このように、根系の増大により養分吸収が増加し、結果的に収量が増加することになります。
さらに、TrichodermaはPythium、Fusarium、Sclerotinia、Rhizoctoniaのような土壌病害から根系を守ります。しかし、残念ながらPhytophtoraは防除できないことがわかっております。
Trichodermaは、通常の化学薬剤であれば共に処理することが可能です。
Trichodermaは不適な生育環境での生育を改善するのに適しております。特に、肥沃度の低い土壌で成長を促進する効果は高く、とりわけ乾燥条件下で極めて効果的です。
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